
食べるとモソモソした食感が嫌いと言う方も多いブロッコリーですが、糖尿病の方は出来れば食べたい食材です。
ブロッコリーは血糖値を下げる栄養素(クロム、スルフォラファン、βカロテン、食物繊維など)が多く含まれ、生活習慣病の改善と予防に大いに役立つ事で知られています。
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血糖値を下げるブロッコリー |
![]() ・ブロッコリースプラウトの「スルフォラファン」 ・βカロテン、食物繊維など血糖値を下げる栄養素が豊富 |
・クロムがインスリン分泌を促進して血糖値を下げる
ブロッコリーには、体内インスリンの働きを向上させるクロムという成分がとても多い事で有名です。
糖尿病の方の多くが、体内インスリンの分泌が少ないもしくは上手く働かせることが出来ない方ですので、ブロッコリーを食べると体内インスリンの働きが良くなり血糖値を下げる可能性があります。
クロムを効率よく働かせるためには、亜鉛も一緒に摂取することが大切ですので、亜鉛を多く含む食材(牡蠣、あさり、牛肉、レバーなど)を一緒に食べるようにしましょう。
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・ブロッコリースプラウトの「スルフォラファン」
ブロッコリースプラウトは、高血糖で傷ついた血管を修復する作用があることが分かりました。ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンが、血管細胞を傷つける活性化酸素を73%も減少させ、血管を改善していくそうです。
またイギリスのウォリック大学の研究チームは、「ブロッコリースプラウトは糖尿病の合併症を予防出来るのか?」という臨床試験を2015年より実施しており、近いうちにブロッコリーが糖尿病の食事に良い事を説明すると思われます。
・βカロテン、食物繊維など血糖値を下げる栄養素が豊富
血液の酸化を抑制するβカロテン、血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維など、ブロッコリーには血糖値を下げる栄養素がとても豊富です。
またブロッコリーはカリウムも多いので、糖尿病の方の多くが患う高血圧にもとても良いと思われます。
なかなか糖尿病と高血圧の両方に良い食材というのはありませんので、ブロッコリーは糖尿病の食事メニューに是非入れたい食材と言えます。
例えばバナナは高血圧を下げるのですが、血糖値は上げる食品なのです。

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ブロッコリーを使った血糖値を下げる3つの食事メニュー |
![]() ・丸鶏スプラウトスープ ・ブロッコリーとゆで卵のマヨネーズサラダ |
ブロッコリーのクロムを効率よく働かせるため、亜鉛の多い食材と合わせて糖尿病の食事メニューを作るようにします。ブロッコリーと牛肉の炒め物、牡蠣とブロッコリーの炒め物など、血糖値を下げる食事として最適ではないでしょうか。
また鶏がらスープの素にブロッコリースプラウトとお湯を入れた簡単スープも良いですよ。私も良く飲むスープですが、血液の正常化と血管の強化そして糖尿病の悪化を防いでくれます。
あとはやはりブロッコリーを入れたサラダですね。マヨネーズのかけ過ぎはコレステロールに良くないですが、茹でて他の野菜と一緒に食べると食物繊維がたくさん摂れて食後の血糖値を下げる事が期待できます。
糖尿病の食事メニューにサラダは必ず入れて下さいね。