糖尿病の食事療法にはカロリー制限の他に、糖質制限食とカーボカウントという3つの食事療法があります。

しかし糖尿病の治療に絶大な効果を出している「糖質制限食」やアメリカでは今や主流である「カーボカウント」という食事療法を全く知らない方も多いようです。

そこで糖尿病の3つの食事療法を説明して、どの食事療法が自分に合ってるのかを判断出来るようなサイトを作ってみました。

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糖尿病の3つの食事療法をお読み頂き、まずあなたに合う食事療法を見つけて下さい。そしてその食事療法のやり方と血糖値を下げる食材や食事のメニューなどを覚えて頂き、糖尿病を改善していって頂ければ私は嬉しいです。

どの食事療法を行うにしても、最終的には医師との話し合いが必要です。

医師と看護師

糖尿病の食事療法はこの3つから選ぶ
糖尿病の食事療法はこの3つから選ぶ

①糖質制限食
②カーボカウント
③カロリー制限

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①糖質制限食

血糖値を上げるのは糖質という栄養素だけです。たんぱく質や脂質そしてカロリーも血糖値の上昇には関係ありません。そこで糖質を制限する食事療法を行い、食後の高血糖が起きないようにしていきます。

糖質(主に主食)を食べなければ、食後の血糖値の基準値である140mg/dLを超える事はほとんどなくなります。つまり一日を通して高血糖がなくなりますので、各血糖値が基準値に近づいていくという訳です。

空腹時血糖値は110mg/dL未満、食後なら140mg/dL未満、ヘモグロビンA1cなら6.2%未満が基準値ですが、日を追うごとにこれに近づいていきます。

糖尿病の改善スピードは、3つの食事療法の中で糖質制限食が圧倒的に速いです。しかし長期間主食なしというのもやや無理がありますので、カーボカウントなどの考えも併用するのが良いと考えています。

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ドクター 糖質制限食:やり方3つの問題点

②カーボカウント

カーボカウントは、糖質制限食と同じく、糖質量で血糖値をコントロールする糖尿病の食事療法です。もともとⅠ型糖尿病の方のために行われていた食事療法を、Ⅱ型糖尿病にも適応するようになってきました。

日本ではカーボカウントを指導する病院や医師が少ないため、なかなか普及してきませんが、カロリー制限の「栄養バランスの良い食事」という側面と糖質制限食の「糖質を制限すれば血糖値は上がらない」という2つの良い側面を合わせたような糖尿病の食事療法になっています。

糖質制限食は「糖質を出来れば食べない食事療法」、カーボカウントは「糖質の量を知って食べる⇒運動やインスリンで下げる食事療法」という大きな違いがあります。

またカーボカウントは他の2つの食事療法と比べて、比較的続けやすいというのが特徴です。

ドクター カーボカウント:やり方(Ⅱ型糖尿病)3つの問題点必見!食材や食事の糖質量

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③カロリー制限

糖尿病の食事療法と言えばこのカロリー制限ですが、カロリー制限の最大の利点は栄養バランスの良い食事が出来るという事です。

日本糖尿病学会は、炭水化物:たんぱく質:脂質=6:2:2という分配で食事を作るように指示していましたが、2012年からは炭水化物の占める割合を50%まで下げる事も可能と追記しています。

この辺りを見ると、やや糖質制限食やカーボカウントに押され気味という感じもしますが、糖尿病に限らず、すべての病はバランスの悪い食事が関係してることは間違いないところです。

長く続けても安心できる食事療法は、やはりカロリー制限という事になるのかもしれません。

カロリー制限は、3つの食事療法の中で糖尿病の改善は最も遅くなります。理由はもうお分かりだと思いますが、50%~60%の比率で炭水化物(糖質)を食べるので、確実に血糖値は上がってしまうからなのです。

ドクター カロリー制限:やり方3つの問題点カロリー制限の通販


最後に
3つの食事療法でどれが良いのか?
それは
今のあなたのヘモグロビンA1cがいくつなのか?で決めるのが良いと思います。


即効で糖尿病を改善しないといけないなら糖質制限食、落ち着いてきたならカーボカウント、長期間コントロールが良いのならカロリー制限という感じですかね・・・

でも糖尿病の食事療法は、あなたと医師の2人で決める事が大切です・・・忘れないで下さいね。


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