糖尿病の食事療法「カロリー制限」の3つの問題点をお伝えしておきます。カロリー制限は、肥満の方にはとても良い食事療法ですが、そうでない方にはいろいろな問題点が浮き彫りになってきています。

昔は糖尿病の食事療法と言えばカロリー制限しか無かったのですが、なかなか糖尿病が良くならずに悪化してしまうケースも多く見受けられました。カロリー制限にはどんな問題点があるのでしょうか?

カロリー制限 3つの問題点
カロリー制限の3つの問題点

①カロリー制限しても血糖値は下がらない
②カロリー計算は難しい
③痩せ型糖尿病はさらに瘦せてしまう


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①カロリー制限しても血糖値は下がらない

カロリー制限の一番の問題点がこの「カロリー制限しても血糖値は下がらない」という事実です。血糖値を上げるのは高カロリーではなく糖質です。いくらカロリー制限しても血糖値は下がりません。

低カロリーのつもりでおにぎり1個を食べたとしましょう。確かにおにぎり100gのカロリーは170kcalなので低カロリーですが、おにぎりの糖質は36gありますので、Ⅱ型糖尿病の場合、平均で36×3=108mg/dLの血糖値が上がる計算になります。

食前血糖値が110なら110+108=218mm/dLまで食後血糖値が上昇することになります。

Ⅱ型糖尿病の場合、糖質1gの摂取で3mg/dL血糖値が上がると言われています。(人により若干の差はあります)

②カロリー計算は難しい

カロリー制限を難しくしてる理由が、このカロリー計算にあります。食品交換表を使い、医師に指示されたカロリー内で食事を作るのはかなり難しい作業になります。

糖尿病を患う高齢者が、そのようなカロリー計算が出来るとは思えませんし、現実的に考えて不可能かなと思っています。実施が難しい食事療法=カロリー制限の問題点です。

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③痩せ型糖尿病はさらに瘦せてしまう

痩せ型糖尿病の方がカロリー制限を行うと、さらに痩せていく可能性があります。

例えば糖尿病人口世界第一位のインド人や我々日本人の多くは痩せ型糖尿病です。そんなアジア人がカロリー制限といった糖尿病の食事療法を行うと痩せすぎてしまう可能性があるというのが大きな問題点です。

カロリー制限は肥満の方には大変効果がある食事療法ですが、痩せ型糖尿病にも当てはまるとは限らないという事が、カロリー制限の抱える大きな問題点と言えます。


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